クロスのレーシング
昨日、クロスのレーシング(横糸の通し方)についてご質問があったんですが、言葉で説明しづらいのでここに書きます。質問の内容は。
ポリのストリングのクロスを張る際、3分の2程度まで張ると手でストリングが引っ張れなくなってしまう。
手でストリングを引けなくなってしまった際は、どう進めていくのが良いでしょうか?

ストリンガーの皆さんなら、どんな感じかは解りますよね。

動画で説明できれば良いんですが、勉強不足ですのでいつもの写真で。
今、ポリを張る予定のラケットがこれまた参考になりづらいグラファイト93。
パターンが14×18というなんとも張りやすいラケットにエナジー130を50lbs。

プレレーシングはご存知のようですので省きます。
ポリでもプレレーシングを使っていれば残り2、3本まではなんとか編めると思います。
ガットを引く時は、直線で引くのではなく摩擦抵抗をできるだけ受けないように曲線にしながら引いてくださいね。
2013064.jpg
僕の想像ですが、質問者の方はクロスを編む終盤の時、とりあえず通してから引っ張るんで抵抗を大きく感じておられると思います。引きづらいのでペンチが必要と言う事ですが、それはいけませんよ。
2013070.jpg
引きづらいところまで来たら、プレレーシングは必要ありません。と言うかガットの長さも短くなっているはずですので1本ずつ編んでいきます。その際、編んでも引く時に抵抗を受けないようこんな感じが良いと思います。

写真はノットの手前、最後の1本ですが、一つ飛ばししてますので普通に編めば結構な抵抗がおこる箇所です。
まず、グロメットの面までガットを引いてしまいます。
2013065.jpg

2013066.jpg

2013067.jpg

2013068.jpg

2013069.jpg

もう、説明文を省きましたが解ります?
編んでから引くのではなく、最初から引くガットが無いようにしてから編みますのでガットが痛みません。
あと、この編み方でないとガットを捻る事が多いと思います。スピードは遅くなっても良いですから。

どうでしょう?こんな感じで。

動画も探してたらmalibuさんが紹介しておられる、パーネル氏の動画にそれらしいのがあります。
ガットはポリでは無いようですが、やり方は同じです。
13:30あたりからがご説明したい箇所ですね。うーん僕の写真は不要だったかな?


[2013/08/28 01:03] | ホームストリンガー | トラックバック(0) | コメント(5) | page top
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コメント
クロスのテンション
hari-kichiさん、
初めまして、いつもブログ参考にさせていただいています。

すいません、質問させてください。
昨日張っていて、気がつきました。
バボラ ストームGTに、ポリガット(エナジー125)を50ポンド程度で張り上げましたが、クロスのテンションが緩く張りあがりました。 特にセンター部分が酷いです。張りあがり後の目直しをしている時に、あっれ、こんなに動くの!ってくらい、さっくり動きます。
センターのフレームに近い部分だと、横の糸と2本まとめて指でつまむとひっつきます。

張り方は、1本張り、クロスは上から、クロスの途中で2度2ポンドづつ落としてます。プレレーシングは行っていますが、増し引きはしていません。緩み止めのゴシゴシも少しやっています。

また、エナジーは滑ると聞いたので、アルコールでストリングを拭いてから、張っています。クランプでの滑りはない様子です。

同じ日に、バボラ ピュアドラにポリプラズマ123を55ポンドで張りましたが、そこまで、クロスに緩みが出ているようには見えませんでした。

エナジーを張る時(特にクロス)の注意事項を教えていただけませんか。
もしかすると、私のクロスの張り方自体に問題ありかもしれません。
その場合は、一般的なクロスの張り方の注意事項も教えていただけませんか。

宜しくお願いします。

遅くなりましたが、退院おめでとうございます。
寒くなりますので、ご自愛ください。

シーマ




[2013/11/13 11:03] URL | シーマ #- [ 編集 ]
推測してみますが。。
シーマさん。初めまして。お見舞い頂きありがとうございます。

ストームGTですと上からの張上が一般的だと思います。
自分のマシンでは、少しだけ痩せるラケットだと感じますが、ポリを50ポンド程度で張る場合はテンションダウン無し、もしくは途中で2ポンドダウン程度で良いのかなとと考えます。
エナジーを50ポンドでクロスが緩いと感じられると言う事ですが、原因を推測すると。

①マシンがバネ式、もしくは電動のコンスタントブルでは無い機種。
*初期の緩みが取れないのでテンション出ずらい。

②クロスを張る際、少しだけど湾曲している。
*クロスを張りあげてからキレイに揃えるとテンションが出ずらいです。
おそらく、コレが原因のような気がします。
この指摘は十分ご理解しておられると思うんですが、テンションのダウンとは別にガットのアタリも影響してきます。
張上げた直後、ガットをオウルで叩いても戻る状態が望ましいんですが、クロスが全体的に4,5mm湾曲していた物を揃えると、メインとのアタリが崩れて簡単に動いてしまう状態になります。
これは、キレイに揃えて数時間経てばまたアタリが出て良い状態になります。
ですので、テンションが出ていないので動きやすいのでは無く、メインとクロスのアタリの関係が崩れた為、一時的に動きやすい事はあります。
勿論、数時間経ってもガットを摘んで引っ付くほどなら、もっと湾曲して張っておられるか、他の原因でテンションが出ていないと思います。
今、シャークにエナジーを42ポンドで張ってますがつまんで引っ付く事は無いですね。ちゃんと戻ります。

ポリの場合、クロスがどうしてもまっすぐにならないと言うラケットあります。
特に、メインの本数が多い物や、太いゲージですね。
本来、この状態の場合、クロスを落としてしまえば良いんですが、それだと変形が心配な時にはそのままのテンションで張上げていきます。

僕はこの場合、引っ張り終えた物を揃えながら張ります。
少し湾曲したガットをクランプしてから次のガットを引っ張ってる間に揃えます。
厳密にはテンションロスですけどね。
ですが、張上げ後に揃えるより、張りながら揃えた方がアタリがしっかり出ますので良いと思います。

どちらにせよポリガットを張って、クロスを摘んで戻らないなら相当テンション出てない(メインとクロスのバランスが崩れている)ので張り方を考える必要があると思います。

今回は、本職ストリンガーさんが見てたら少し違うよ!と言われそうですが。。

コレだけでは解らないと思いますんでまたコメント下さいませ。

[2013/11/13 19:15] URL | hari-kichi #- [ 編集 ]
hari-kichiさん、

回答ありがとうございます。助かります。

実は、マシンはModel-1400なのです。(コメントのURLをクリックして頂くと私のブログが開きます。)
また、テンションをかけている状態で、少し緩み取りをしつつ目直しをして、クランプ後リリースしています。なので、張り上げ後は少し直している程度です。

また、クロスをつまんだ後は、元に戻るのですが、
他のポリ(同日張ったポリプラズマ)や、ナイロンのもとと比較すると、
明らかに緩く張りあがっているようです。

すいませんご好意に甘えて、再度質問させてください。

<質問>
1、エナジーを張るときに、表面のコーティング(ヌルヌル)には、そのままで張っていますか? その場合クランプした状態で、テンションをリリースしても滑りませんか?
2、ポリのクロスを張る場合、ナイロンと違う注意している点はありますか?

すいません。
よろしくお願いします。


[2013/11/13 22:07] URL | シーマ #- [ 編集 ]
これはこれは。
シーマさん。
ずいぶん前からブログは拝見しておりましたが、最近MODEL1400買われたんですね。またお仲間が出来て嬉しいです。

もう沢山張られているようなので私がお答え出切る事も少ないと思いますがご質問にお答えすると。

質問1
エナジーを張る際はテッシュで潤滑油を拭きながらロールから取り出します。ですがそこまで油分が取れてる訳ではありません。ヌルヌルしてます。この状態で張ってもクランプが滑る事は無いですね。
ちなみにこれは200mロールの場合で400mロールには潤滑油が殆どかかっていません。

質問2
ポリとナイロンのクロスですが、もしテンション調整をするならポリよりナイロンの方が調整幅は大きいです。
これはポリとナイロンの復元力が違う為なんですが、例を挙げて言いますとポリを55ポンド張って変形が無いラケットにナイロン(マルチ)を同じ条件で張ると少し痩せる方向に変形する事が多いです。
ですのでクロスを少し落としてあげる必要があります。
復元力が強いナチュラルはもっと調整幅は大きくなります。

ちょっと脱線しましたが、ポリの場合最近のシリコンコーティングがしてあるモデルなどは良いですが、昔ながらのポリ(スーパースマッシュ他)はクロスを張る際、摩擦抵抗が強くてテンションが出ずらいのでミラフィット等で滑りを良くしてから張ってます。これは安価はナイロンも同じです。ですのでエナジーをアルコールで拭くのは止めてみて下さい。

あとエナジーに関していえばテンションかけている際にガットが伸びてるのが解ると思います。それだけ柔らかいガットですんで張上げてもどんどんテンションダウンしていきます。
このガットを15分~18分で張ると初期の伸びが落ち着かないので少し安定するまで待ってやる事も必要だと思います。
5秒程度はテンションかけてやった方が安定します。

僕はクロスを張る際、昔は色々していましたが最近は真っ直ぐになるように手やオウルで添えるだけ。ここら辺はまたブログで書こうかな?

それでも、テンション維持の良いポリプラズマと比べれば仕上がりは柔らかく感じるかもしれませんね。

思いつく事を乱雑に書きました。
こんな感じでどうでしょう?

[2013/11/14 00:11] URL | hari-kichi #- [ 編集 ]
hari-kichiさん、

詳しい回答ありがとうございます。

前のマシンでは滑りまくっていたもので、何とか張るためにはとアルコールで拭いていました。もっと、Model1400を信用しないといけませんね。(笑)

ストリングの伸び、復元力について、
現象としては体験しているのですが、それをどう理解するかが大切ですね。
解説していただいて、"おっ、なるほど!そーゆことだったのかぁー。"と納得しました。

次エナジー張るときは、拭かずに、テンションかけて少し待って次に進むようにしてみます。
なんせ、前に比べてサクサク張れるのが嬉しくて、そこまで頭が回っていませんでした。

まだまだ分かっていない事だらけです。このように回答を頂けると、とても助かります。
また、質問させてください。

宜しくお願いします。



[2013/11/14 08:22] URL | シーマ #- [ 編集 ]
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