ラケットの変形
先日テンションのお話を書きましたが後日聞かれたことがあるのでお答えします。

ガット張りはどのパターンでもメイン(縦糸)から張っていくのですがこの時ラケット面は縦の張力に耐えられず横方向に広がろうとします。それを抑える為にマシンのメイン2箇所、アームでサイド4箇所で広がらないようにしています。1ポンド約0.45kgですので50ポンドで22.5kg!そんな力でメインを16本や18本縦にフェイスを縮める方向の力がかかるんですからそりゃー横に脹らむのは当たり前ですよねー。

この変形した状態(アームで抑えているのでそこまでの変形は無いですがかなりの力で横に広がろうとしている状態)をクロスを張ることで元の形状になるよう、調整しながら張ることで出来上がりとなります。
ラケットによって剛性の高いモデルは縦横のバランスがずれてもあまり変形をしないものであれば故意に横のテンションを調整してもいいと思いますが、剛性が低い(しなやか)なラケットは間違いなく変形します。

解かりました?ラケットは張るとき変形します。鉄のフレームだったら変形しないでしょうがガット1本に20kg以上もの負荷がかかってますからねー。

お店で縦55P,横53Pで張って。と縦横のテンションを指示して注文する方もいらっしゃるでしょう。
HARI-KICHIでは変形する可能性があれば説明してますが、量販店は<お客がそういってるんだから張ればいいじゃん>ってな感じでしょうか。

島根では張るお店限られるでしょうが・・・こんなお店もあります。

メイン(縦糸)を張っている途中でお客さんに呼ばれ10分以上放置したのち、こんどはまたクロスはっている最中に呼ばれて放置!

あんたねーガット張りは接客の片手間でする作業じゃないでー。テンションもばらばらになるし、変形するだろーがー!はやこと張れやーー!

怒りすら覚えましたがこれが現状です。

高いガットと工賃払って張りあがりを楽しみにしているお客さんがかわいそうです。

試しにガット張ってる人にこのシューズのサイズありますか?と聞いてみてください。ホイホイくるようでしたらそんなお店は本当にやめたほうがいいです。

県外の専門店で一度同じような状況がありましたがそこのストリンガーは張りながら話していて手を止めることはありませんでした。逆にお客さんにもう少し待ってねー。といい別のスタッフを呼んで対応させていました。

これが本来の姿だと私は思いますが皆さんはどう思います?

[2008/07/15 12:00] | ホームストリンガー | コメント(0) | page top
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